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ココナッツオイルの効果とは?使い方や注意点、おすすめ商品を紹介
目次
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ココナッツオイルとは?
ココナッツオイルとは、ココヤシの実の胚乳から抽出される油のことを指します。 植物油には珍しく飽和脂肪酸、特に中鎖脂肪酸を多く含みます。 これは消化吸収・分解が早く、体脂肪になりにくいのが特徴です。 また、約20℃以下になると固まり、酸化しづらく熱に強い性質を持っています。 日焼け止めの原料として用いられることもあり、注目を浴びています。
ココナッツオイルに含まれている栄養素
前述したとおり飽和脂肪酸が豊富で、その中でも中鎖脂肪酸の一つであるらラウリン酸が多くを占めています。 日本食品標準成分表2020年版によれば、ラウリン酸は100gあたり43000mgも含有しています。 そして、このラウリン酸は体内でケトン体に変換され、ブドウ糖の代わりにエネルギー源として使用されます。
ココナッツオイルの効果・効能
ではこれら栄養素はどんな働きをするのでしょうか。一部をご紹介します。
抗菌・抗酸化作用
前述したラウリン酸は、母乳にも含まれている成分で、乳児を細菌やウイルスから守る働きを持っています。 また抗酸化作用もありアンチエイジングの分野はもちろん、免疫力などにも必要な成分の一つのため近年注目を浴びています。
脂肪燃焼作用
ココナッツオイルには脂肪の燃焼を促す作用があり、皮下脂肪や内臓脂肪に対する実験が行われています。 また食欲を減少させるとも言われていますので、ダイエットなどに利用されてている方も多数いらっしゃいます。
脳のエネルギー
ラウリン酸は体内で一部ケトン体に変換されますが、このケトン体はアルツハイマーの方の脳のエネルギーとしても注目されおり、様々な検証が行われています。
ココナッツオイルのさまざまな使い方
ココナッツオイルの栄養についてご説明いたしましたが、どのように食べるのが良いのでしょうか。いくつかご紹介します。
ココナッツオイルの食べ方
ココナッツオイルは熱に強いので、お料理やお菓子作りなどで、油の代わりに使うことが出来ます。 例えば、バターの代わりにパンに塗ったり、サラダ油の代わりに使って炒めたり、オリーブオイルの代わりにサラダのドレッシングに使ったりなどが挙げられます。 その他にもコーヒーやヨーグルトに入れたりするのも良いと思います。 ココナッツオイルは冷えると個体に変わるので、冷たいものに入れるときはシャリシャリした食感をお楽しみいただけます。
ココナッツオイルの使い方
保湿剤などにも使われますので、肌に塗って使うことも可能です。 前述したとおり殺菌作用もありますので、ニキビの原因となるアクネ菌にも効果が期待できると言われています。 また紫外線の約20%をブロックする実験結果もあり、市販のものではなくココナッツオイルで代用しているケースもあります。 それ以外でもクレンジングとしても使用でき、つっぱらない、乾燥しづらいという声があるそうで、特に酸化しづらいという特徴から、長期間保存が可能なのもうれしいポイントではないでしょうか。 肌はもちろん、髪にも使えるそうですので、乾燥などが気になる方は試してみても良いかもしれません。
ココナッツオイルでダイエットは可能?
ココナッツオイルダイエットを耳にしたことがある方も多いと思います。本当にダイエットすることが可能なのでしょうか。
ココナッツオイルダイエットの正しいやり方
ココナッツオイルに含まれる脂肪酸には脂肪燃焼を促す作用があると記述しましたが、とは言っても油ですので、摂りすぎは禁物です。 多く含有している飽和脂肪酸は心臓病のリスクも高める可能性があるからです。 普段の食事にプラスするというよりは、普段使っている油と置き換えるのが良いかと思います。 特に脂質以外の栄養素がほとんどないため、ココナッツオイルだけを食べるのは危険です。 また、人によっては急に摂りすぎると体調を崩す方もいらっしゃいますので、最初は少量から始めてみましょう。 そして短時間でエネルギーになりますので、朝がもっともおすすめ。腹持ちも良いので満腹感も持続しやすいでしょう。
ココナッツオイルダイエットの成功と失敗
ココナッツオイルダイエットは成功例もありますが、失敗例もたくさんあります。
成功している方は、ココナッツオイルダイエットと一緒に運動や糖質・カロリー制限も行っている方が多く、
ココナッツオイル自体のカロリーが高いため、食生活を変えずに行っているとカロリーオーバーになるのが原因ではないかと思われます。
食べれば痩せられるというものではありませんので、過度な期待はやめましょう。
特に、下記のような方は注意が必要です。体調が悪化するリスクもあるため、実施する際は医師に相談しましょう。
・糖尿病
・体脂肪率が低い
・腎臓または肝臓病を患っている
ココナッツオイルの選び方
ココナッツオイルには種類があります。一部ご紹介いたしますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
バージンオイル・エキストラバージンオイル
低温エクスペラーコールドプレス(低温圧搾)製法で作られており、中鎖脂肪酸などの栄養素が豊富なのが特徴です。 栄養が残っているので、肌や髪の保湿剤などにご使用される際はこちらがおすすめ。 ココナッツの風味も豊かですので、ココナッツがお好きな方は料理などに加えてもお楽しみいただけます。 エキストラバージンオイルは、バージンオイルより品質が良いので、こだわりがある方はこちらが良いかもしれません。
RBDオイル
精製・漂白・脱臭(Refine・Bleach・Deodorize)して作られたココナッツオイルのことで、特有の風味が取り除かれています。 そのため飲み物や料理などに使っても味を崩すことがないので、ココナッツの香りが苦手な方はこちらがおすすめ。 しかし高温で圧搾しているため栄養が減ってしまう場合もありますので、気になる方は成分表を確認しましょう。
原産国・生産地
「品質」にこだわるなら、原産国や生産地もチェックが必要です。 特にフィリピンはココナッツ庁が設置されるほど、生産や品質を管理しています。初めての方はフィリピン産を選ぶと安心かも。 また、オーガニックや無農薬、無化学肥料など生産方法も注目して選んでみるのも良いでしょう。
容器
実は容器も重要です。 理由はプラスチックはオイルに触れると化学物質BPAが溶け込む可能性があるためです。できるだけガラス製の容器のものを選ぶのが良いでしょう。 ただ、プラスチック容器の中にはBPAを含まないものもありますので、事前に確認した方が良いです。
おすすめ商品
ロハスで販売しているココナッツオイルはもちろん、その他ココナッツ製品をご紹介します。参考にしてみてください。
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オーガニックココナッツオイル
有機栽培された安全なココナッツのみを使用しています。また低温で時間をかけて搾っているコールドプレス(低温圧搾)製法のため栄養もそのままです。
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ココナッツファイン
ココナッツの果肉を細かく削ったもので、スイーツやドリンクのトッピングにおすすめです。ほんのり甘い香りでトロピカルな気分が味わえます。
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オーガニックココナッツフレーク
ココナッツの果肉をフレーク状にしたもので、こちらもトッピングによく使用されます。オーガニックの認証を受けているものですので安全です。
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オーガニックココナッツシュガー
ココナッツを原料とした無精製の砂糖です。手作業で集めたヤシの花序液から丁寧に製糖しておりミネラルが豊富。甘みやコクがあり、しっかりした旨味がある低GI食品。
まとめ
この記事では、「ココナッツオイル」について解説いたしました。 ココナッツオイルは、確かに美容やダイエットなどに向いているのかもしれません。 ただし実践される方は、あくまで他のダイエットの補助として行うのが良いかと思います。 過度な期待はせず、正しいやり方で行ってみてください。
監修者プロフィール
1968年生まれ。
JFAA公認フードアナリスト、調理師米国LLCAI公認ローフードシェフ&インストラクター。
外資系大手食品会社を経て、 2007年、札幌に北海道初となるローフード専門店「ローフードカフェLOHAS」をオープンする。
ローフードシェフの学校である米国Living Light Culinary Arts Instituteで学び、 同校公認のローフードシェフ&インストラクター資格を取得。
全国各地で講演活動や料理教室を行い、ローフードの普及に努めている。
・ 土門大幸著書一覧
・ 2019 VEGETARIAN AWARD 書籍賞受賞
・ 一般社団法人 日本ローフード協会 理事長
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